SUVの欠点

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元になったピックアップは、牽引のため、低回転域での大トルクが必要なことや、北米市場の好みから、排気量の大きなエンジンを搭載しているものが多く、SUVもその特徴を引き継いでおり、さらに、頑丈なフレームや足回りの重量と、追加された駆動系の抵抗など、燃費が悪くなる要因が多い。
このため衝突に対してのマージンも多いと考えるユーザーも多いが、最近の衝突安全ボディを採用した乗用車と比較して、自他両方のダメージが大きい自動車である事がわかっている。かつてこの手のクルマのユーザーは、本当にこれらを必要とする層や一部のクルマ好きなどに限られていたが、ブーム以降、不慣れな「にわか」SUVユーザーが急増し、さらにエクスプローラーとファイアストンタイヤの相性問題から事故が急増した結果、保険料は大幅に引き上げられることになった。これには車重の大きさによる相手のダメージの大きさも関係している。
また国交省の調べでは一般の自動車に比べて最低地上高や車高が高く、視界が広くなるため運転しやすい事から、意外にも運転に自信の無い人や初心運転者に人気が高いともされる。さらにトヨタ店の資料によると年齢的には20代、30代の交通事故発生率の最も多い若年層に人気が高いとされており、これら諸々の事情からSUVに対する危険を呼びかける場合も多々ある(車重の大きさも原因)。 また、同じ理由(車高が高い)から、多くの駐車場に駐車できない事が多く、SUVは路上駐車を助長する要因の一つにもなっていた。
米国ではこの種の車のオーナーは舗装されていない場所に山荘を所有していて週末を過ごす人々というイメージがあり、都会においてこの種の車を所持することはある種のステータスとなっている。
欧米諸国では、燃費が悪く地球温暖化を助長するとして、一部の環境保護団体が大型SUVの乗り入れ規制や増税を求め、ときには破壊活動すらしている。最近では相次ぐガソリン価格の高騰にともないSUVをもじってSuddenly Useless Vehicle(突然使い物にならなくなる乗物)とも呼ばれる。
アイルランドのダブリンにあるトリニティ大学の研究者シムズ講師らによると、米国から取り寄せた重大事故に関するデータを分析した結果、SUVはボンネットなど車体前部が乗用車より高く、歩行者と衝突した場合、歩行者が頭部や腹部などにより深刻な衝撃を受ける恐れがあり、死亡や重傷を負う危険性は最大で乗用車の4倍になるという。1990年代前半から日本などでアクセサリーとしてグリルガード(カンガルーバー、アニマルバー、ブッシュバーともよばれる)を装備することが流行ったが、対人衝突時の危険性が指摘され、プラスティック製の形だけのものへと代わり、現在ではそれも見られなくなっている。また、このことから各国で全てのSUVに対し「地球環境及び歩行者に対して危険な自動車である」旨の車体への表記とパンフレット、広告への表記を義務付ける動きがあるが、自動車メーカーとしては販売台数の低下が懸念されるため、及び腰である。

『ウィキペディア(Wikipedia)』参照




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